その夏の思い出が、僕達の永遠になる――

そんな言葉とともに、世の中に送り出されたテレビアニメーション『あの夏で待ってる』が、2012年の放送から10周年を迎えました。
本当に激動の10年でしたし、今もその波は世界を揺り動かしていますが、あの時に見た生き生きとしたキャラクターたちの姿と、キラキラとした青春のストーリーは、今も永遠の思い出となって大勢の人たちの心を捉え続けてるようです。

こうして10周年を記念する展覧会を開催できるのも、そんな『あの夏で待ってる』を愛し続けてくれているファンの方々のおかげです。熱心に放送を見てくれた方がいました。発売されるアニメ誌の特集を楽しんでくれた方がいました。同人誌即売会やショップを回ってグッズを買い集めてくれた方がいました。物語の舞台となった小諸市や軽井沢に何度も足を運んで、雄大な自然に触れ地元の人たちの優しさを感じてくれた方もいました。

                         

そうした方々が触れてきたものや嗜んできたことが、今回の展覧会には集められています。きっと懐かしさを感じてもらえることでしょう。あの夏、あの場所にいた彼女たちや彼らがどんな恋をして、冒険をしたのか思い出すきっかけになれば、こんなに嬉しいことはありません。
そして味わった感動を、10年といわずそれこそ永遠の時間を『あの夏で待ってる』とともに歩んでいく再出発の場としてもらえたなら、イチカや海人たちもきっと喜んでくれるでしょう。10年後にみんなはどんな姿になっているでしょう。どんな毎日を送っているでしょう。それを知るために必要なのは思い続けることです。


このイベントの思い出を、ぜひあなたの永遠にしてください。